自己学習の一環として、一週間に一つ、フォトショップでランディングページ(1ページで問合せ・資料請求・購入を促す、独立したページ)を作成しています。これはデザイン力を高めるための効果的な練習方法です。

まず、まねをしたいページを一つ選択し、そのデザインにできるだけ似せようとしてください。すると、難しくてすぐに手が止まるはずです。例えば、私は、見本で両端の色が次第に薄くなる見出しボックスを作ろうとしました。グラデーションを図形の両端に効かせる効果を調べてみましたが、そのような機能はありません。試行錯誤を繰り返すうちに、「ぼかし(ガウス)」機能があることを知りました。試すと、ぼかしが調整でき、みるみるうちに手本に近いデザインに仕上がりました。「これだ!」
ページ全体を見渡してみて、このページにはこのデザイン効果が良いなと判断ができます。自分が作りたいもののパターンが無理なく頭に入るのです。その後も、「これって、どうしたら作れるの?」、「なるほど、これはこういう効果を使うのか」の繰り返しです。

手本のサイト

手本のサイト

 

練習でまねて作ったカンプ

練習でまねて作ったカンプ

デザイナーとして一線で活躍するある人の言葉を思い出しました。その人に私が、「フォトショップに関するお勧めの書籍はありますか」と質問した時の返答です。彼女はこう答えました。「私は、書籍からフォトショップのスキルを得たことはありませんよ。作りたい作品があって、それを真似ていると、どうしてもできない部分が出てきます。本で調べたり、人から聞いたり、時間をかけて少しずつ謎を解き明かしていきます。その時は、何度も何度も手を動かし、試行錯誤します。その結果、できるようになっていきました。」

その方は、こう言いたかったのでしょう。「フォトショップのスキルに溺れるな!スキル自体は目的ではない。作りたい作品があって、その作品が求めるスキルがある。それを見極めてからスキルを学びなさい」と。そのスキルへの問題意識は、作品にトライしない限りは生まれなかったのです。

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何度も作品を作ることがスキルアップへの近道と思うようになりました。ただし、作品を作るといっても、自分のスキルに限界があります。初心者から始めた私にとっては、知らないスキルが殆どです。色使い、文字と画像の配置、文字の大きさ、魅力的なメッセージなどはフォトショップのスキル以外のデザインを構成する重要な要素ですが、プロが作った作品を真似ることでそのデザインパターンを頭に記憶していきます。スキルの引き出しをより多く持つことで、次の作品にトライした時に、よりスムーズに、短時間で制作が可能になるのです。

これは全てのスキル習得に通じる、「守」、「破」、「離」のプロセスそのものです。まずは真似から始めませんか? 先人が残してきた技を習得する中で、デザインに対する考えを磨き、自分のオリジナリティを発揮すれば良いのです。手を動かしてまね、壁にぶつかり、考える、というサイクルを回し、その中から問題意識を生み出しましょう。苦労の末に得られた解答は、大切な、大切なみなさんの財産です。

※私は、以下のサイトから作りたいランディングページを選んでいます。
http://lp-web.com/