データベース構築
MariaDBとは
MariaDBとは、「MySQL」から派生したオープンソースリレーショナルデータベースシステムです。拡張性/処理性能/高品質が評価され、世界中で急速にシェアを拡大しており、Googleや数多くのLinuxディストリビューションでも、「MySQL」に代わって「MariaDB」が採用されています。
MariaDBは、MySQLのオリジナルコード開発者である「Michael “Monty” Widenius」氏らのプロジェクトによって開発されているオープンソースリレーショナルデータベースです。
MySQLのブランチに相当し、MySQLとの互換性を保ちつつ、性能/堅牢性を高めるための独自機能を備えています。MySQLとの互換性を保ちつつも、よりよいデータベースとなることを目指し開発されています。
その開発精度の高さや緻密さが世界中のエンジニアから評価され、ダウンロード数が急増し、シェアを急速に拡大しています。Googleのシステムに採用されたり、代表的Linuxディストリビューションにおいて、MySQLに代わってMariaDBが標準データベースになっています。
MariaDBには、5.5系(MySQL5.5以前の完全互換を重視)と10.0系(フォーク)の2つの系統が存在します。
MariaDBをインストールする
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/installing-mariadb-on-macos-using-homebrew/
MACにMariaDBをインストールするにはターミナルを使用します。まずはランチャーパッドからターミナルを起動してください。
homebrewでmariadbをインストール出来るか確認します。
brew update
brew search mariadb
homebrewについては下記のサイトで確認してください。
http://millkeyweb.com/installing-homebrew/
http://qiita.com/vintersnow/items/fca0be79cdc28bd2f5e4
homebrewにはMariaDBも用意されているので、ここからインストールします。
brew install mariadb
インストールが完了したらMariaDBを起動します。
mysql.server start
サーバーの停止は以下のコマンドです。
mysql.server stop
MySQL Workbenchのダウンロード
以下のリンクからMySQL Workbenchのサイトへアクセスします。
https://dev.mysql.com/downloads/workbench/
ページ下部の方にダウンロードボタンがあるので、お使いのOSに合わせてセレクトボックスを選択し、ダウンロードボタンを押下します。
ログイン要求の画面に遷移しますが、「No thanks, just start my download.」を選択するとアカウント不要でダウンロード出来ます。
ダウンロードダイアログが表示されたら任意の場所にダウンロードしてください。
ダウンロードした後は、それぞれの環境に合わせてインストールウィザードを起動してインストールを完了してください。
ローカルDBへの接続
インストール後、MySQL Workbenchを起動して、新規コネクションを作成します。
接続設定画面では以下のように設定していきます。
Connection Name:MariaDB
Password:空文字(何も入力しません)
Default Schema:test
Test Connectionボタンを押下すると以下のような確認ダイアログが表示されますが、[Continue Anyway]を選択します。最後にOKボタンを押下して接続設定を完了します。
HOME画面が以下のようになっていれば問題ありません。
以上でデータベースの基本設定は完了です。