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【Photoshop】写真加工の基本

2022年4月15日

こんにちは。インターン生の瀬尾です!

今回はPhotoshopを利用した写真加工の基本的な手順を解説します!
写真を取ることはよくあるかと思うのですが、うまく取れたつもりでも、画面に表示してみたら「ちょっと暗いな」なんて思ってしまうことありませんか?
Photoshopでは、写真の明るさだけでなく色味など様々なものを修正することが出来ます。
しかし、写真に補正を加えれば加えるほど、写真はどんどん劣化してしまいます。
なので、補正はできるだけ最小限で、やりすぎないということを覚えておきましょう!

目次

写真補正

画像の色調補正は「イメージ」→「色調補正」→「トーンカーブ」でもできるのですが、ここで調整すると失敗した際のやり直しが後々面倒になってきます。

なので、直接画像を補正する場合には、はじめに元画像を複製しておくことをおすすめします。
また、直接画像をいじらない「調整レイヤー」を使うこともおすすめです。これで失敗しても簡単にもとに戻すことが出来ます。
「調整レイヤー」は、レイヤーパネルの下のところ、塗りつぶしまたは調整レイヤーの新規作成をクリックして作ります。必要に応じて使い分けてみてください。

明るさとコントラスト

カメラで撮ってパソコンで見てみると、思ってたよりくらかったりして、ちょっときれいにしたいなーと思う時ってありますよね。そんな時に、一番最初に思いつくのが、この「明るさ・コントラスト」の調整ではないかと思います。
先程の調整レイヤーを新規作成から、「明るさ・コントラスト」を選択しましょう。

すると、画像のようなプロパティが表示されます。このスライダーを動かすだけで簡単に明るくしたり暗くしたり、コントラストをつけたりできるので様々な使い方があります。
そして、明るさ・コントラストを変えるだけで、簡単に画像の補正ができます。

【補正前】

【補正後】

レベル補正

実は「明るさ・コントラスト」の調整はレベル補正でもできます。レベル補正では、RGB(赤、緑、青)ごとの補正もできるので、「明るさ・コントラスト」よりも細かい補正ができます。

では、実際にレベル補正を使って、画像を調整してみましょう。
まずは、先程と同じく調整レイヤーの新規作成から、「レベル補正」を選択します。
すると画像のような操作ウィンドが表示されます。

レベル補正では、ヒストグラムのシャドウ中間調ハイライトの3つのスライダーを調整します。使い方は簡単で、以下のような感じです。

※ヒストグラムとは、0~255(暗い所から明るい所)までが、どのように分布しているのかを表した図です。

シャドウスライダーを右にもってくと、暗いところはより暗くなる。
ハイライトスライダーを左にもってくと、明るいところはより明るくなる。
中間調を右にすると暗くなり、左にすると明るくなります。

レベル補正では、これを RGB ごとにできるので、明るさやコントラストだけでなく、色調の補正もできるというわけです。

もう少し赤みのある色にしたいというときは、R(赤)のハイライトを強くしたり、G(緑)のシャドウを弱くしたりします。このあたりは三原色の関係で変わってくるので、少しなれが必要です。
使い方さえ分かれば、あとは自分の好みで調整できるようになると思うので、色々試してみてください。

画像をレベル補正を使って、「明るさ・コントラスト」で調整したくらいに補正してみました。
このように、明るさ・コントラストでできたことは、レベル補正でもすることが出来ます。今回は RGB 各色はいじらないで、全体的な調整だけしています。

レベル補正ではシャドウスライダー、ハイライトスライダーを動かして補正しています。本来 0 ~ 255 までの階調があるものを、つめてしまう感じです。なので補正後の画像のヒストグラムを見ると、つめたものを 0 ~ 255 で引き延ばすので、間が飛んでしまい画像が荒くなってしまいます。なので、レベル補正についてもやりすぎないように注意しましょう。

トーンカーブ

次にトーンカーブというのを見てみましょう。明るさ・コントラストで出来ることはレベル補正でできました。トーンカーブを使えば、同じことができるだけでなく、さらにもっと細かく補正することができます。

少し難しいですが、プロのデザイナーの方々もよく使うツールですので、色調補正にチャレンジするならトーンカーブはぜひ覚えておきたい技術です!

まずは、調整レイヤーの新規作成から「トーンカーブ」を選択します。
すると、トーンカーブウィンドウが現れます。ヒストグラムが書かれていて、右上から左下に向かって対角線上に直線が引かれています。
この対角線が「トーンカーブ」です。
トーンカーブの基本として、上に引っ張ると明るくなり、下に引っ張ると暗くなります。
ここでは、こんなカーブだと画像はこんな感じなるという簡単な目安を紹介します。

明るくする

【暗くする】

コントラストを強く

【コントラストを弱く】

トーンカーブの便利な使い方

トーンカーブで細かく色調補正ができることは分かりましたが、実際にカーブをいじるよりも、目に見えている画像を見ながら補正する方が調整しやすいです。
トーンカーブでは、画像の一部をクリックすると、そこがカーブでどの辺りになるのを教えてくれる機能がついています。これならここの部分をもうちょっと明るくしたいとか、直感的にわかるので使いやすいと思います。

まずはトーンカーブの指マークをクリックして、画像の修正したい色のところで、クリック&上下にドロップすると、トーンカーブが上下します。このままだとトーンカーブ全体が動いてしまうので、動かしたくない場所にはポイントを打って固定しておきましょう。

まとめ

今回はPhotoshopの写真加工の基本的な手順について紹介しました!
写真の加工はPhotoshopの基本的な技術ですが、少し明るさや色味を変えるだけでも、写真の印象はまるで違うものになります!
ぜひ、今回の記事を参考に、ご自身がお持ちの写真を調整してみるなど、いろいろと試してみてください

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