休み明けの子供の「学校に行きたくない」。あなたはどうしますか?
いよいよお子さんの冬休みも終わりますね。やっと日常に戻れると安心している方もいらっしゃるのではないでしょうか。中には、お子さんから「学校に行きたくない」と言われた方もいらっしゃるかもしれません。今回は、休み明けに見られる子供の「学校に行きたくない」について、私なりの対処法をお伝えします。仕事をしていても、していなくても対処法を知っておけば、慌てずに済むと思います。
子供たちからのSOSとは
普通に何の問題もなく学校に行っているお子さんや、すでに行きしぶりがあるお子さんなど、状況は様々だと思いますが、ここで質問です。
もし、あなたのお子さんが「学校に行きたくない」と言ったら、どうしますか?
「学校に行きたくないなんてあり得ない!」と感じる方もいれば、「どうしたらいいんだろう」と悩んでしまう方もいるでしょう。
私はと言うと、今は必ず休ませます。しかし、5年前は「学校は行かなければいけない」と思い込んでいました。
理由はいろいろありますが、大きな理由として2つ。
1つ目は、義務教育期間は子供にも学校に行く義務があると思っていました。ご存知かと思いますが、子供に学校に行く義務はありません。教育を受けさせる義務が大人にあるんです。
2つ目は、フルタイムで仕事をしていましたので「仕事を休めないから」でした。
私の子供たちが学校に行かない選択をしたのが5年前なのですが、そのときから今まで、子供たちに教えてもらった大切なことがあります。
それは、「学校に行きたくない」は子供たちが自分の力を振り絞って出した『SOS』ということです。
子供の言葉を信じてみよう
「簡単に学校休ませるなんてムリムリ」という言葉が聞こえてきそうですね。
私もそうでした。だから、不登校が始まったとき、何とか行かせようと頑張りました。その結果は、本当に大変なことになるんです。
「学校に行きたくない」という言葉は、子供自身、簡単に言っているわけではありません。もちろん、ふざけて言うこともあると思いますが、表情や行動を見れば、全く違うのは分かるでしょう。
しかし、言われたときは、「まさかうちの子が…。」という状況になりますから、親も混乱します。
混乱するからこそ、まずは子供の言葉をそのまま受け入れてあげてください。可能であれば、「分かった。お休みしよう。」と言ってあげてください。
それだけで、「ママは味方なんだ。」と感じられます。
大人でもそうですが、1番ピンチのときは、『本当に自分を大切に思ってくれている人なのか』が、よく分かります。
まずは休んで。それから、これからのことをゆっくり話しても大丈夫ですよね。
子供の言葉を信じて、信頼関係を保てることの方が、とても大切です。
まとめ
実は、私は、毎年毎年、夏休みや冬休みが終わる頃が、1番憂鬱でした。フルタイムの仕事のときは、さらに憂鬱で「どうやったらいいんだろう」と悩んでばかり。
どんな仕事をしていてもですが、子供が「学校に行きたくない。」と言ったとき、親はパニックになります。
極論、勉強はこれだけオンラインの教材がある時代ですから、何とでもなります。それよりも大切なことは心のケアです。
どうか親の「子供のためだから」という思い込みでの対応はせずに、子供の言葉を信じてあげてください。
この記事を書いた人:Yukiyo Takahashi
webデザインコース卒業生の高橋幸代です。2人の不登校の子供達と自分達にあった生活をするため、公務員から在宅ワーカーへキャリアチェンジしました。私のミッションは、『ICTを使えば時間と場所に関係なく、学びも仕事もできることを発信すること』です。 『在宅ワーク知恵袋』では、私と子供達の生活の中で、日々、試行錯誤しながら気づいたことも発信していきます!