
私達が普段目にしている文字、活字。
普段から意識して見ている方はそんなに多くないかもしれませんが、ライターとして働き始めてから、文字の印象で伝わるものが変わってくるという事が面白いと感じる様になりました。
やわらかい文字にかたい文字。
書体、フォントにも様々な種類があり、多すぎると感じるほどです。
文庫本などの印刷物だけではなく、商品のパッケージやハイブランドの表記、居酒屋のちょうちんの文字など、その場面やイメージによって伝わりやすさは違うでしょう。
私たちの周りには、文字が溢れています。
どんな書体が使われているか、注目してみると面白いのではないでしょうか。
どんなことを伝えるのかによって書体は変わる!
クラシックな印象にはセリフ体
欧文書体ですが、ハイブランドなどの伝統があるお店の看板は、セリフ体という書体が使われています。
縦線が太く、ウロコのある書体です。
日本語の明朝体に対応します。
見やすさ重視ならサンセリフ体
反対に線の太さが同じで、ウロコのない書体をサンセリフ体と言います。
街の案内標識などに使われている書体です。
こちらは日本語のゴシック体に対応しています。
では、どの様に使い分けられているのでしょうか?
日本語の書体で見ると分かりやすいと思いますが、セリフ体は真面目さや古典的なイメージを与えます。
読みやすさを重視する場合は細めのセリフ体が適している様です。
そしてサンセリフ体は、見やすさを重視した書体です。
線の太さが同じなので、遠くからでも認識できる書体です。
書体を選ぶときには、相手にどう受け止めてもらいたいかを考えて書体を選ぶと失敗がなくなりますね。
仕事を通して感じた書体の重要性
書体の使い方を知っておくと、様々な場面でとても便利です。
以前、バナー制作を受注した時にターゲットが20代の若者向けであった事もあり、なるべく丸く柔らかい印象の文字で、と言われたことがありました。
自分のパソコンに入っているフォントだけでは賄いきれずに無料でダウンロード出来るフリーフォントの中から対応しましたが、インターネットで検索すると、様々な種類のフォントが見つかります。
使えそうなものがあればダウンロードしておくと便利です。
仕事ではロゴ制作やバナー制作に、今後自分のポートフォリオやホームページ制作にも役立ちそうですね。