子供の勉強が心配なママへ。学びにくさのある子へのICT活用とは?
小学校や中学校で、ICT教育が進んできている地域が多くなってきました。しかし、大人から見ると「子供のときから必要なの?」と感じる方も多いでしょう。ICTが学ぶために使えることで、今まで学べなかった子も学べるチャンスができることをご存知でしょうか?今回は、少しずつ活用がはじまっている学びにくさがある子へのICTについてご紹介します。「うちの子、宿題がなかなか進まない」と気になっているママは、参考にしてみてください。
宿題が進まないときに気をつけたいこと
学校で学んだことを定着させるために、毎日のように宿題がある学校が多いのではないでしょうか。
昔ながらの漢字の練習やドリルなど、私たち親が子どもの頃と宿題のやり方は変わらないものが多いと感じます。
しかし、中には
漢字の練習をしてもあまり覚えられていない。
ドリルをしても計算問題が苦手。
というお子さんもいるでしょう。
「できない」という結果だけ見ると、宿題をサボっているからと考えたり、量が足りないのではと考えるかもしれません。
しかし、中には漢字を覚える方法が繰り返し書いても覚えられない子や、九九を単純に覚える方法だとできない子がいます。
話も理解できてしっかりと説明できる場合、「勉強できるはず」と思い込みその子の困難さに目を向けることを忘れがちです。
周囲の大人から見落とされがちだからこそ、苦しい時間を過ごすことも多くあります。
まずは、何度も勉強をしているのに身についていない様子があれば、どこでつまづいているのかを観察することが必要です。
学びにくさがある子への『パルステップ』
つまづいている所がわかってくると、親も説明しやすくなります。しかし、学習方法までは学校の先生にお願いをしようとすると、受け入れていただくまでには時間がかかるでしょう。
学校の先生が受け入れやすくなるためには、専門家の方の言葉は有効です。
そこで、2018年4月にソフトバンクグループで教育関連事業を行なっている株式会社エデュアスから、不登校や学びにくさのある子へ新しいシステムがリリースされました。
これが『パルステップ』です。
パルステップの最大の特徴は、
- オリジナルのコンミュニケーションのボットが楽しく学習をサポートしてくれること。
- どこにいても、子供だけではなく親も学校とのコミュニケーションが取れるシステムがあること。
- その子の学びにくさにあった学習支援ができること。
です。
『パルステップ』のようなICTが導入されることで、今まで学べないと感じていた子も、学べるチャンスが出てきます。
子供の様子を見ながら考えよう
読み書き計算を身につける方法は、教科書を読み、漢字を覚えるために繰り返し書く練習や計算の練習のためにドリルなどで暗算で計算することが多いのが現状です。
しかし、どんなに努力してもできない、またはできても想像以上に時間もエネルギーも使わなければいけない子供たちがいます。
このような学びにくさがあると、今までであれば学びから遠ざかってしまっていたと思います。しかし、苦手なことにICTを使えることで学びやすくなる子供たちがいるのです。
お子さんが「宿題が進まない」と感じることが目立ってきたら、様子を観察してみてください。
必要に応じて、専門機関の方に相談したり必要な道具を使えたりすることで、子供の未来は変わっていきます。
この記事を書いた人:Yukiyo Takahashi
webデザインコース卒業生の高橋幸代です。2人の不登校の子供達と自分達にあった生活をするため、公務員から在宅ワーカーへキャリアチェンジしました。私のミッションは、『ICTを使えば時間と場所に関係なく、学びも仕事もできることを発信すること』です。 『在宅ワーク知恵袋』では、私と子供達の生活の中で、日々、試行錯誤しながら気づいたことも発信していきます!