現代の子どもたちは物欲がない?お年玉は成長させる絶好のチャンス!
日々成長する子ども。
我が家には2人の子どもがいますが、上の子はそろそろ身体も心も『子ども』から抜け出そうとする時期に差しかかってきたように思います。
もちろん、『幼さ』はベースとしてあるのですが、その中にも疑問に思った事は説得力のある回答でないと納得しないとか、こちらの言ったことに対して自分なりに考え、その結果「なんで?」と言うだとか、一筋縄ではいかない『考える力』が備わってきています。
「自分の力で考え、行動してみたい。親に指図は出来ればされたくない。」
この頃はそういう力強い意志さえ感じ取れます。
そんな中、彼にとっては絶好のチャンスが訪れました。
『お年玉』です。
年に一度のお楽しみ「お年玉」
photo by Fabian Blank from unsplash
子どもにとってお正月の最大の楽しみは、何と言っても『お年玉』でしょう。
今年も祖父母や伯父夫婦から、たくさんお年玉をいただき、本当に嬉しそうにしていました。
子どもにとっては、年に一度の大イベント!
ワクワクドキドキしますよね!
自分も子どもの時の事を思い出し、受け取る時はすごくドキドキしていたな、とかすぐに中を見たかったのを我慢したな・・・とか考えていました。
いただいたら、次は何に使うか!ですよね。
息子は現在小学3年生。
身体もどんどん大きくなり、服も短いスパンで買い替えが必要な育ち盛りです。
日頃から、習い事や遊びに行く時などにリュックサックを使うのですが、今回はそのリュックサックを買い替えたい、という希望を持っていた様です。
いざ、私達がお年玉の使い道を尋ねてみると、「新しいリュックサックを買う。」
その額約¥9.000。
子どもにとっては高すぎるとも言える値段です。
条件反射のように、私達親は「考え直したら?」と言ってしまいました。
よくよく考えてみると、その一言は言ってはいけない一言でした。
本人が日頃から自分の体には小さくなってきたリュックサックを不便に思い、今回自分が手に入れた『お年玉』の使い道を自分で考えたのですから、「いいよ。」と気持ちよく買わせてあげれば良かったのです。
結局、一緒にお風呂に入り、もう一度ゆっくり彼の気持ちを聞き、母親としては自由に使わせてあげたい、という気持ちになりました。
彼には彼の思いがあり、それは決して間違っていることばかりではない、という事に改めて気付かされました。
分かっている様で全然分かっていなかった子どもの気持ち。
もう一度、母として、人間として、子どもと正面から向き合わなければ。と感じた出来事でした。
まとめ
結局、父親とも話し合った結果、今回は父親からのプレゼントにし、お年玉はもっと欲しい物が出来たらその時に使う事、という事になった様です。(もう!自分で買いたいのに!と内心怒りマークでしたが)
以前から欲しいゲーム機の為に積み立てておけ、という事らしいです。
そのゲーム機を買う時には、最初から反対はせず、見守っていきたいと思います。
最近では、子どもたちは欲しいものは親や祖父母から買ってもらえるとか、『〇〇記念』と題してちょくちょくプレゼントされるので、自分でお金を使う機会が減ってきているようですね。
その結果、子どもたちの『物欲』が低下している、という現象が起きているそうです。
私が子どもの時には、誕生日くらいしか自分の欲しいものが手に入るチャンスはなかったし、基本的に毎月¥300ほどのお小遣いを何とか貯めて、可愛い文房具などを時々買っていた事を思い出します。
親の方も、そんなにたやすく欲しい物を買ってはくれませんでしたので、欲しければお小遣いで何とかする、というのが『ルール』でした。
自分の親ほど厳しくはないものの、基本的に我が家では文房具など必要なものはその都度私の方で購入し、『〇〇記念』のプレゼントはしていませんが、そろそろ我が家も『お小遣い』を導入し、本人に使い道を考えさせてみようか、と思います。
ちょくちょく買い与えるのではなく、「自分の力で考え、行動する」練習を。
そこに生まれてくる『喜び』を感じてもらいたい、と思っています。
この記事を書いた人:Yukiko Sakai
酒井友希子と申します。 第1子を出産後、7年間水泳教室の受付業務に携わってきました。 現在は、IBCで在宅ワーカーとしての一歩を踏み出したばかりです。 『在宅ワーカー知恵袋』で、在宅ワーカーとしての経験やこれからのことなど勉強しながら紹介していきたいと思います。