在宅ワーク知恵袋

認可保育所完全無償化!無償化にする意味はあるのか?


政府は8日、「人づくり革命」として、20年度から3〜5歳児が通う全ての認可保育所を完全に無償化する決定をしました。

この一報を聞いた時、「えっ?」なんとも言えない違和感に襲われました。

「どうしてそこなんだろう?」

「もっと困っているママ達がたくさんいるのに・・・」

これが私の率直な感想です。

 

認可保育所

認可保育所とは、児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。

運営は公費によって行われているので、保育料は保護者の収入によって決定し、認証よりも安く済みます。

 

認証保育所

これに対し認証保育所は東京都独自の制度です。

駅前に設置することを前提とし、多くの企業の参入を促し事業者間の競争を促進することにより、多様化する保育ニーズに応えることができる、新しい形式の保育施設です。

こちらは施設によって保育料が違い、収入が低くても高くても一律の保育料を支払う必要があります。

保育料とは別に、施設維持費やその他雑費もプラスされるので、認可保育所と比べて値段は高額になります。

認可外保育所も、分類としては認証保育所と同じですが、その名の通り東京都に認可されていない保育所のことで、公費の助成を受けているところもあれば受けていないところもあります。

ベビーホテルや託児所、保育室もこちらの分類です。

 

無償化するところ間違っていませんか?

出典:フォトアシュトン・ビンガムUnsplash

今回無償化の対象となるのは、3〜5歳児が通う全ての認可保育所。

0〜2歳児については、低所得世帯に限り無償とするそうなので、該当する世帯の方にとっては朗報となります。

しかし、私が分かってないな、と思ったのは認可保育所という点です

3〜5歳児の保育料はもともとそう高くはありませんし、認可、という点でも認証や認可外に比べるとかなり保育料は低額。

そこを無償化にする意味は、一体どこにあるのか、理解ができませんでした。

本当に困っているのは、認可に入れなかった世帯の方達。

認証や認可外に子どもを預けながら、認可が空くのを待ち、保育料の為に働いているのではないかとすら感じてしまう生活をしているママ達なのではないでしょうか?

限られた財源の中で出来ることが、これだった、ということなのでしょうか?

それならばまずは待機児童を解消する方向、また助成を受けずに保育施設に預けている世帯に一定額の助成をするなど、本当に困っている世帯を助ける為にお金を使っていただきたいところです。

 

保育士の賃金も上がるが・・・

かねてから論じられていた保育士の賃金も、19年度から1%(月3000円)上がるようです。

しかしこの1%という数字は、保育士の離職を防止するには少なすぎるのではないでしょうか?

これではますます結婚・妊娠を機に退職してしまう保育士が増えるような気がしています。

 

まとめ

この他にも高等教育無償化、勤続10年以上の介護福祉士の賃金月8万円アップなど、政府は「人づくり革命」と題して私達の生活を良くしようとしているようですが、根本的な所、分かっていますか?と聞きたいことも多数ある感じがします。

消費税が上がるともう少し状況が改善されるのか、それともこのままなのか、政府はもう少し国民の声を聞くべきなのではないかと思ってしまいます。


この記事を書いた人:Yukiko Sakai

酒井友希子と申します。 第1子を出産後、7年間水泳教室の受付業務に携わってきました。 現在は、IBCで在宅ワーカーとしての一歩を踏み出したばかりです。 『在宅ワーカー知恵袋』で、在宅ワーカーとしての経験やこれからのことなど勉強しながら紹介していきたいと思います。

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